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  • 執筆者の写真MIRAI LABO∞KIDS

誰のために何のために何が出来るか


こんにちは😃

代表のしらいです(^^)

最近、ここ数日は特に現場の業務から少し離れています。

実務が忙しかった2月を走り抜けて

少し落ち着いて3月。

4月からまた新しい子供たちも増えて忙しくなる前に、少し頭の中を整理しています。

なんのために?

誰のために?

何がしたいか?

どうありたいか?

自問自答したり本を読んで学びを得たり、頭の中を整理したり。

今日はいつもより2時間早く目が覚めて、ミライラボってなんのためにあるんだっけ?

そんなことを改めて考えた朝でした。

『ミライLABOは、

日本の未来をよくするためにある。』

今のままでは何がいけないのか?

何に危機感を感じているのか?

何のために私たちがあるのか?

生活のため、キャリアのため、理由は様々ですが、ママが働くことが当たり前になってきています。

そして日本全体で、女性が、ママが、働くことを推進しています。

でも、「働きやすさ」は改善されいていない。

そもそも、圧倒的に子供の預け先が足りていない。

2月は見学や問い合わせのピークで、文字どおり奔走して来ましたが、「1歳まで育休取れるんですけど、0歳のうちに保育園入れないと枠が埋まっちゃうから。」そう言って、育休を短くしてでも預けるためにと見学に来るお母さんがとても多かったです。

先日、ラボに来たあるママさんも、前述の通り「会社からは11月まで休んでいいと言われてるんですけど、4月入園します。」と。「せっかくあるのに、なぜですか?」と話をよく聞くと、「そう言わないと、ここを落とされると思った」と。

さらに話を聞くと、別の見学した施設で「枠だけ押さえて、通いだすのは11月からでいいから、入会金と毎月の保育料だけ払ってくれたら、登園しなくてもいいですよ。」と、その見学した認可外保育施設の方に言われたそうだ。保育料は、軽く10万円を超えています。

確かに私も、認可外保育施設の経営をしている端くれとしては、その園の方がおっしゃっていることはよくわかります。

何も悪気があってのことではないと思います。

その子が入園するまで、4月から8ヶ月間、本来得られる金額が丸々入ってこないとなると、もともと助成金も補助金もなしで運営している我々のような施設からすると大きなリスクです。

「そうするしかない」のが現実なのだと思います。

では、私たちはどうか?

「10月からの入園でいいですよ。ギリギリまでお子さんのそばにいてあげてください。」

そう伝えました。

すると、「本当にいいんですか!?」とご夫婦は嬉しそうに笑顔で、ホッとした様子で答えてくれました。

「でも運営とか大丈夫ですか?!前のところでは「こっちもビジネスなんで貴方の都合に合わせられませんよ』そう言われました。。」

「それは経営者が考える事なので、お二人はお子さんの事を第一に考えてあげてくださいね。」と言いました。

背伸びして。笑

でも、ま、何とかなります。

何とかする方法を考えればいいかなと。

それがミライラボキッズとしての判断です。

だって、私たちの目的は「託児所の運営」ではないから。

もっと言えば、「待機児童解消のため」でもない。

「日本の未来をよくすること」が目的だから。

私たちがよくするのではない。

今いる子どもたちがこれからの日本をもっともっとよくしていく。

だから私たちは、

日中子どものそばにいることができないママたちの代わりに、たくさんたくさん話しかけて、たくさんたくさん優しく名前を呼んであげて、たくさんたくさん笑いかけてあげて、『あなたは日本の未来を明るくしてくれる、みんなの宝物なのよ』ということを、まだ言葉が理解できなくても、いずれ大きくなった時に実感できるように。

だから、3歳までの保育環境をいかに愛情深くしてあげられるか、ということと、自己肯定感の根底を大切にする保育を選択しています。

たとえラボに来る途中、

電車や街中で舌打ちされるようなことがあっても。

ベビーカーから見える景色が冷たい視線だったとしても、

聞こえて来るママの声が「スミマセン、スミマセン」と謝ってばかりだったとしても。

ラボに来れば、ニッコニコ笑顔の先生たちが「おはよ〜〜〜!!」とハイテンションで出迎えてくれる。

たとえ帰り道、また同じように冷たい視線の電車やバスだったとしても

『それが全て、世間ではない』と小さな子供でもわかるように。

というか、子供たちはきっとそれがわかっている。知っています。

だから、誰にでもまっすぐな笑顔を向けたり、全身全霊をかけて一生懸命泣くことができるのだと思う。

『ぼくは、わたしは、いるだけで誰かを幸せにしているんだ』と感じられるように。保育スタッフたちはみんなその気持ちで子どもたちと接しています。

今はわからなくても、「三つ子の魂百まで」だから。

「自分を育ててくれた人や、社会に恩返し、役に立つことをしたい、喜ばれることをしたい」そんな風に感じられるオトナに育って欲しい。

「なんでも自分のことは自分でできるように」としているのは、自分の働きが誰かの笑顔につながっていることを実体験として持っていて欲しいから。

自分が頑張る=目の前の人が嬉しそう=次はもっと挑戦しよう!

そんな風に小さな成長をし続けられるオトナになって欲しい。

そのために私たちができることは、ほんの小さな積み重ねでしかないけれど、それでも、私たちはこの小さな成長を大切に、そしてその仕事を誇りに思っています。

代表としてのわたしは、現場で直接こどもたちと触れ合う機会は減ったけれど、毎日毎日、朝から晩まで子供達に笑顔を向けて楽しそうに働いてくれているスタッフたちを心から誇りに思います。

先生たちの評判がめちゃめちゃ良いことが、めちゃめちゃ嬉しいです。

わたしが代表としてできるのは、そのスタッフたちが子どもたちと思う存分、好きなだけ向き合えるように環境を整えることでしかないなぁ。

そんなことを考えた3・11の朝でした。

あの時生まれた子どもたちはもう6歳に。

強く逞しく育っていくのでしょう。

私たちに出来ることは少しですが

奢らず、謙虚に。

できることを圧倒的に丁寧に。一生懸命頭を使って工夫して、コツコツと続けていこう。

そんな事を改めて感じた朝でした。

東日本大震災により被災されました皆様には、心よりお見舞い申し上げますと共に、1日も早い復興をお祈り申し上げます。

ミライLABO

代表 白井 智子


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