私たちの想い
MESSAGE
ひとりで子育てを頑張っているあなたへ
電車に乗った時、街で人とすれ違った時、
お店でこどもが笑った時、朝から晩までお母さんたちは、
どれだけ周りに「すみません。」を言っているのでしょう。
なんだか最近、怒ってばっかり。
そんなお母さんたちの姿をこどもたちはずっとそばで見ています。
「ママ、僕といるとき、謝ってばっかり。」
「ママに笑って欲しくて ちょっとおふざけしたのに ママ、怒ってる。
お外で楽しくするのは”いけないこと”なのかな。」
こどもたちはそう思っているのかもしれません。
そんな中で育つ日本のこどもたちは、
先進国の中でも圧倒的に自己肯定感が低く、
また、悲しいことに幸福感も低いというデータが出ています。
大人の暮らしやすさを 追求していったら街からは、
自然も公園も児童館もどんどんなくなりました。
公園はいつしか喫煙所になりました。
あれもダメ、これもダメの大人が中心の社会。
私たちは、こどもたちが、ただ、こどもらしく、
笑いたい時には好きなだけ笑って、泣きたい時には気が済むまで泣いて、ケラケラ笑いながら思いっきり体を動かして遊べる、
そんな、特別ではない当たり前の日常を、こどもたちの居場所を、都会の真ん中に作りたいと思いました。
そして、答えのないミライをそこに来るこどもたちと一緒に、研究しながらつくっていきたいと思って「ミライ∞LABO」という名前にして、
真ん中にはこどもたちの可能性を表す無限マーク「∞」をつけました。
それが、ミライ∞LABOの始まりです。
私たちが大切にするのは、「人生の縦割り保育」です。
私たちの園には、大学生が子育てを学びに来たり、独身の人も結婚している人も、こどもがいる人もいない人も色んな人がいます。
私たちの園では、車椅子に乗っている方も、支える側としてこどもたちの笑顔を一緒につくってくれています。
「こどもは社会の宝物。」
こどもの笑顔を真ん中に、みんなで育てたいと思っている人たちが、自然と集まる環境がここにあります。
そして、色んなラベルや境界線がどんどんあいまいになって、まるで虹のようにグラデーションになって、誰ひとり取り残さない社会を、まずは小さなこの園から、大人もこどももみんなで一緒に、つくっていきたいと思っています。
「一人っ子が10人集まれば10人きょうだい。」
今の時代、都会は特に一人っ子が多いですが、私たちのラボでは、異年齢保育の中、3歳が1歳の子のお靴を履かせてあげたり、1歳が0歳にミルクをあげてくれたりします。笑
上の子はお世話好きに、下の子は上の子を見て
ぐんぐん成長していきます。
「誰かができないことは、みんなで協力すればなんだってできる」
こどもたちは、それを自然と体で感じて身につけていきます。
「ママだって本当はいつもニコニコしていたい。」
ママが笑顔になるには心のゆとりが、
ほんのちょっと、一息つく時間が必要です。
お母さん達は、もう十分すぎるほど 頑張っているから。
お母さんが笑っていてくれたら、
こどもたちはそれだけで、十分幸せなんです。
こどもの笑い声から始まる幸せの循環を。
世間や常識、誰かの意見ではなく、お母さん自身が「母親」としてのわたしでなく、たった一人の「わたし」に戻って、子育てを見つめ直せる心のゆとりが生まれるよう、私たちが少しでも力になれたら幸いです。